アデノイドってなに?
アデノイドとは、咽頭扁桃(いんとうへんとう)のことを指します。扁桃とは、リンパの集合体のことで、のどの周辺には多くのリンパ組織があり、他にも耳管扁桃(じかんへんとう)、舌扁桃(ぜつへんとう)などがあります。
扁桃には、鼻や口から病原菌が体内に侵入するのを防いだり、病原体に対する免疫を作ったりする働きがあり、アデノイドは乳児期以降に肥大化し、幼児期から小児期を最大とし、以後縮小化します。よって扁桃は大人より子供のほうが大きいのが普通です。

アデノイド増殖症とは
アデノイドが大きくなりすぎると、耳や鼻に様々な症状を引き起こします。これを咽頭扁桃増殖症(アデノイド増殖症)、と言い、耳や鼻のさまざまな症状をひきおこします。アデノイド増殖症=アデノイドと呼ばれることも。

アデノイド顔貌
アデノイド顔貌とは、ある特徴を持った顔貌を指し、アデノイド増殖症が原因となり、引き起こされるます。具体的な特徴は、顎が小さかったり、ほとんどない。下顎が、上顎より出ている。面長。二重顎などの特徴があげられます。

アデノイド増殖症とニキビの関係
アデノイド増殖症が、ニキビを悪化させる、という説がありますが、これにはちゃんと理由があります。その理由は、アデノイド増殖症が、口呼吸と密接に関係している点にあります。アデノイド増殖症では、咽頭扁桃が大きくなることで、鼻のとおりが悪くなったり、耳管が圧迫されることにより、口呼吸、いびき、無呼吸症候群などの症状が起こりやすくなります。この口呼吸こそが、ニキビを悪化させる正体と言えます。

口呼吸が引き起こす害
口呼吸は、鼻呼吸と比較し、様々な害を引き起こしやすいと言われています。風邪、口内炎、口臭、歯並びの悪化、顔の歪みやたるみ、肌荒れ、ニキビなどが主な症状とされます。なぜ口呼吸がこのような害を引き起こすのでしょうか?それにはいくつか理由があります。
例えば口呼吸を続けていると、唾液の蒸発を招きます。唾液には殺菌作用がありますが、口呼吸により唾液が乾燥し現象すると、細菌が繁殖し、体内にも侵入しやすくなってしまいます。

本来の正しい呼吸方法とは
元々、口は消化器官であり、呼吸器ではない為、呼吸器官である鼻ほど、呼吸機能に優れていません。一方、本来呼吸器官である鼻は、その中に大量の細かい毛が生えていて、
ウイルスの侵入を防ぐ空気清浄機能を果たし、冷たい空気をあたためたり、ウィルスを排除したりするする働きがあります。一説によると、花粉症患者には口呼吸の人が多いのだとか。
また鼻呼吸は口呼吸よりも酸素を多く取り込むことができるといわれています。そのため、代謝を促進し、免疫力を向上させてくれます。また、口が常に空いた状態でいると、口周りの筋肉がゆるみ、血行不良を招きます。逆に口を常に閉じておくことで、口回りの筋肉が鍛えられ、顔をひきしめ、血行を促すことができるのです。
このことが、アデノイド増殖症がニキビを悪化させる大きな原因と考えられます。したがって、アデノイドでニキビが治らない!という人は、口呼吸をしている確率が高く、鼻呼吸へと変えていくことで、ニキビの改善が期待できます。姿勢が悪いと口呼吸になりやすいので、姿勢を良くするよう、心掛けましょう。また、食事の際は口を閉じて食べるようにしましょう。

まとめ
現在、日本では、約半数の人が口呼吸をしている、というデータがあります。授乳期の短さや、幼少期の食事、姿勢の悪さ、などが理由としてあげられています。
普段口呼吸をしている人が鼻呼吸にシフトするには、かなり意識的に行う必要がありますが、慣れれば、当たり前にできるようになるので、ぜひ挑戦してみてください。